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 【 黒木勘蔵 浄瑠璃史 】

(2006.12.10)
黒木勘蔵著 浄瑠璃史(1943.12.20発行)をpdfファイル化したものです。
  

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目次

著者小照(昭和初年) 
黒木勘蔵君の浄瑠璃史に序す 五十嵐力 001-016
序説
 一 浄瑠璃の邦楽史上の位置(邦楽の史的概観) 001001-016
 二 浄瑠璃史の意義並に浄瑠璃史の任務 008 
第一篇 古浄瑠璃
 第一章 創始時代 017-044
  第一節 浄瑠璃の起原017 
   一  名称の起原017 
   二  実質上の起原023 
  第二節 三絃の渡来と流行029 
  第三節 夷舁の由来036 
  第四節 人形劇の成立045045-071
  第五節 当時の浄瑠璃の内容052 
  第六節 説経浄瑠璃概説061 
   −特にその起原と浄瑠璃との關係−  
策二章 古浄瑠璃発展時代(寛永−承応)
 第一節 江戸の概況072072-092
  一 杉山丹後掾074 
  二 薩摩浄雲076 
 第二節 京都の概況081 
  一 左内(若狭守藤原吉次)082 
  二 伊勢島宮内084 
  三 六字南無右衛門085 
 第三節 当時の人形芝居の構造と実演の概況088 
 第四節 当時の浄瑠璃の内容と結構093093-111 
  一 史劇096 
  二 霊験物099 
  三 お家騒動物101 
  四 人買物107 
  結語110 
第三章 古浄瑠璃全盛時代(万治−寛文−天和)
 緒言 112112-134
 第一節 江戸の盛況115 
  一  和泉太夫〔桜井丹波少掾〕−金平節116 
  二 二代目薩摩太夫125 
  三 土佐掾−土佐節126 
    附 手品節・式部節 
  四 薩摩外記−外記節128 
  五 虎屋永閑−永閑節129 
  六 肥前掾−肥前節130 
  七 近江大掾語齋−語齋節(近江節)131 
  八 長門掾132 
  九 その他の諸流133 
 第二節 上方の概況135135-156
  一 虎屋喜太夫135 
  二 井上播磨掾137 
  三 山本土佐掾−角太夫節145 
  四 松本治太夫−治太夫節148 
  五 都一中−一中節、149 
  六 岡本文彌−文彌節152 
 第三節 宇治加賀掾−嘉太夫節〔加賀節〕157157-174
  一 略伝157 
  二 加賀掾の正本160 
  三 加賀掾の功績167 
 第四節 当代浄瑠璃の形式175175-206
 第五節 当代浄瑠璃の内容184 
  一 正本刊行の活況184 
  二 内容の概観185 
  三 内容の各説190 
   (イ) 武勇物190 
   (ロ) 叛逆物194 
   (ハ) 敵討物195 
   (ニ) 宗教物197 
   (ホ) 精魂物202 
   (へ) 人情物(恋愛物)203 
第二篇 義太夫劇
 第一章 浄瑠璃劇大成時代(元禄時代)
  第一節 序説207207-220
   一 緒言207 
   二 当代歌謡の概観209 
  第二節 竹本義太夫221221-232
   一 小伝221 
   二 義太夫の史的位置227 
  第三節 近松門左衛門とその事業233233-259
    緒言233 
   一 近松の伝記234 
   二 作品の年代的概観242  
   三 作品の題材259259-305
     (1) 場所259 
     (2) 時代265 
     (3) 詩材283 
      イ 時代物の詩材283 
      ロ 世話物の詩材296 
   四 近松戯曲の形式305305-334
     (1) 表現様式306 
     (2) 組織について313 
      イ 時代物316 
      ロ 世話物328 
   五 近松戯曲の内容334334-380
  第四節 豊竹越前少掾と豊竹座381381-395
   一 豊竹越前少掾の略伝381 
   二 豊竹座の起源388 
  第五節 紀海音396396-442
   一 海音の略伝と作品の概観396 
   二 海音の時代物405 
   三 海音の世話物411 
    (1) 椀久末松山413 
    (2) お染久松袂の白しぼり417 
    (3) 笠屋三勝廿五年忌424 
    (4) 八百屋お七428 
   四 海音の世話物の特色(近松との比較)433
  第六節 近松・海音以外の作者と作品443443-452
    (1) 錦文流444 
    (2) 田中千柳と西沢一風449 
 第二章 義太夫劇の全盛時代(享保−宝暦)
  第一節 総説453453-470
  第二節 竹豊両座の盛況458 
   竹本座459 
   豊竹座460 
   両座の作品461 
   両座の太夫と三味線弾462 
   人形遣と吉田文三郎464 
   人形と舞台装置の新工夫467 
  第三節 主要なる作者と作品471471-528
   (1) 文耕堂(松田和吉)472 
   (2) 長谷川千四487 
   (3) 竹田出雲491 
   (4) 並木宗輔503 
   (5) 永太郎兵衛526 
 第三章 義太夫劇の衰頽不振時代(宝暦−宝暦以後)
  第一節 概観529529-548
  第二節 近松半二 附竹本三郎兵衛531 
  第三節 其他の作者545 
結語549549-552
黒木勘蔵年譜553553-557
あとがき558558-560
索引561561-581 

 

挿絵図版
一 傀儡師図(吉川観方氏蔵・洛中情景六曲屏風部分) p38-39
二 人形操古図(渡邊温行氏蔵・正保頃歌舞伎操屏風部分) p46-47
三 内記浄瑠璃図(堂本印象氏蔵・四條河原屏風部分) p78-79
四 同前 p78-79
五 虎屋喜太夫並に河内掾興行図(吉田暎二氏蔵・歌舞伎浄瑠璃絵巻残欠)p134-135
六 竹本義太夫肖像(大阪木谷正之氏蔵) p222-223
七 近松門左衛門肖像並に自筆辞世(東京松山米太郎氏蔵) p246-247
八 近松門左衛門筆・富士画賛(大阪上神田鶴刀自蔵) p334-335

 

提供者:ね太郎