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 【 木谷蓬吟 文楽史 】

(2007.05.02)

 

木谷蓬吟 文楽史(1943.2.20発行)をpdfファイル化したものです。

 

目次
前篇 文楽以前001
元祖義太夫生る 百姓の子で天狗鼻の天才003
三都の浄瑠璃王 浄雲、播磨、加賀010
竹本座に革命の旗揚 敵は師匠、悲痛の競争020
苦節苦戦の十九年 欠損つゞきの興行難028
「曾根崎心中」の成功 新しい現代劇の試み039
新座主竹田との提携 舞台で発病、義太夫の終焉046
後継者政太夫の偉業 二十四歳で櫓下となる非凡児058
大近松の死 大阪大火に絡む因縁話067
出雲、文三郎の大変革 忠臣蔵初興行の騒動072
竹本座遂に崩壊 文三郎脱退、近江の驕奢085
豊竹座退転とその後 始祖越前少掾の末路091
中篇 文楽登場103
正井文楽軒大阪へ来る 文楽座の始り、代々の座主一覧105
説経讃語座の来襲 文楽座との大激戦112
天保の改革令と芸人弾圧 役者は何匹、太夫は何人119
清水町浜興行時代の文楽 附、子供首振り芝居の流行130
文楽随一の大柱石 幕末を飾る巨匠長門太夫(三代目)142
後篇 明治の文楽171
明治初期の浄瑠璃界 異色名匠銘々伝173
 一 畸人長尾太夫(初代) 天王寺村の名村長181
 二 学匠長門太夫(四代目) 浄瑠璃大系図の著者210
 三 左官綱太夫(六代目) 全身刺青の美声家212
 四 馬方弥太夫(四代目) 端場専門の豪音家213
 五 洒脱春太夫(五代目) 湯屋の三助もした214
 六 風流染太夫(六代目) 自叙伝三十冊を綴る216
 七 山僧三光齋 高野から転向した217
 八 滑稽山城掾 附、チャリ浄瑠璃漫談220
 九 精悍古靱太夫(初代) 劇場で惨殺された225
 十 盲人住太夫(四代目) 記憶のよい美音家227
文楽の新作改作浄瑠璃熱 変態史劇(活歴)の影響229
血の出るやうな難行苦行記 浄瑠璃道修験者の体験240
三味線弾きの名手 団平、廣助、その他かずかず258
手すりの二名家 玉造と紋十郎268
語り手の大表的五名匠 摂津、弥、津、大隅、越路275
文楽座初めて松竹に移る その前後の事情と今後285
(附記) 文楽と対立した各座の興亡 夏草やつはものどもの夢の跡294
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提供者:ね太郎